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■HMシートとは |
高性能遮熱シートとうたっておりますが、HMシートは赤外線を97%カット反射する事により、夏場でも室内の温度を過剰に上昇する事を防ぎ、冬場では室内に作った暖気を外部に漏らしにくい性能を持っております。
真夏になると、外壁は50度を越える熱を持つと言われています、すなわち建物内にいると言う事は、50度の外壁材や屋根に包まれその中で蒸されているような状態です。 |
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■断熱のお話 |
現在日本で多く使われているグラスウールやロックウール等はおよそ熱を5%程度の熱伝導率を制御するために使われております。
熱伝導率を制御する事という事は、熱の移動を防ぐという事です。 |
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(1)幅射熱とは
熱は、物が離れていても伝わります、例えば、焚き火や太陽の熱等が幅遮熱です。
幅遮熱は人の皮膚の奥にある温点を刺激します、温度が低くても感じるのもこの熱です。
(2)伝導率とは
温度差のある2つの物が接触した時、熱が高い方から低い方へ伝わる熱です。
(3)対流熱とは
対流熱の伝達は流体の移動であり、空気の流れによって感じる熱です。 |
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幅射熱と体感温度
体感温度、つまり人間が『暑い』『寒い』と感じる感覚は、単純に室温だけで決定されるものではなく、実際には、幅射熱、気流速度、室温等が複合し、その結果得られる感覚と言う事になります。 |
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■HMシートの特性 |
厚さ4mmで、グラスウール24k50mm厚以上の遮熱断熱効果を発揮。
1層目と5層目に、熱エネルギーに変わる波長領域『赤外線』を97%反射し遮断する『アルミ合金箔』
2層目と4層目には、アルミを蒸着した『低密度ポリエチレンコート』
3層目に『低熱伝導金属微粒子配合の発泡対』 |
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両面防蝕コーティング加工を施しているので、コンクリート面へ直接貼り付け可能
水分の透過がないので、断熱結露防止材として最適 |
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■従来の問題と解決策 |
HMシートは幅射熱(赤外線)を97%反射する事によって夏場は外部からの熱を遮断し、冬場は室内の暖気を逃さない効果があります。
この『幅射熱の遮熱』がHMシートの最も優れた部分です。 |
問題点1『熱ごもり』 |
夏場、日中暖められた断熱材が熱を溜め込み、夜間になっても部屋の内部に放熱が続く為、1日中エアコンを付けていないと室内温度が快適にならない現象が起きますが、これを『熱ごもり』と言います。
この問題は、従来の断熱材を詰め込めば良いという安易な考えによる弊害なのです。 |
熱ごもりに対する解決 |
HMシートは熱を溜め込む事が無い為、熱ごもりが発生しにくくなります、また、冬場は室内に溜め込んだ熱を逃がす事も無く、夏冬共にエアコンの過剰稼動を防ぐ事ができます。 |
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問題点2『壁内結露』 |
壁内に結露が発生するのは内外の温度差がある場合、必ず起こるものです。
問題は、その結露(湿気)が壁内に溜まる事なく外部へ放出されるかが重要です。
壁内のトラブル(腐朽菌・カビ・ダニ・ダニの発生、水を含んだ重みでの断熱材の落下、よれ、断熱不良等)のほとんどはこの『壁内に結露が溜まる』事が原因と言っても過言ではありません。 |
壁内結露に対する解決 |
内部に水分を溜め込む事が無いHMシートは、通気層部分にストレスなく結露(湿気)を放出するので、住宅の大敵である壁内結露を防止する事が出来ます。 |
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問題点3『断熱欠損』 |
従来の充填断熱材では柱、間柱部分には断熱材は無く、特に筋かい部分には断熱材をカットして使用していました。この工法は必ず断熱欠損が生じるため、壁面の遮熱にムラが発生したり、欠損部分に湿気が集中し、壁内結露を引き起こす原因になっていたのです。 |
断熱欠損に対する解決 |
HMシートは柱、間柱を含めた壁全体を覆う形で施工します、従って断熱欠損や断熱ムラは発生しません。
断熱を語る上では断熱欠損を無くすのが一番大事とも言えます。 |
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■HMシート性能比較表 |
HMシート(4mm)と同様の断熱に必要な他の断熱材の厚み
材料 |
熱抵抗R |
厚み |
グラスウール 24k |
1.315 |
50mm |
ロックウール |
1.315 |
50mm |
HMシート |
1.315 |
4mm |
高性能グラスウール24k |
1.315 |
47mm |
天然木材一類(杉・ヒノキ) |
1.315 |
158mm |
ALC |
1.315 |
224mm |
コンクリート |
1.315 |
1600mm |
HMシートの優れた性能
項目 |
単位 |
標準値 |
備考 |
熱伝導率 |
W/m・k |
0.023 |
at 20℃ |
重量 |
g/u |
420 |
厚さ |
m・m |
4.0 |
使用温度 |
℃ |
−50〜85 |
熱反射率 |
% |
97 |
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■HMシートの今後の展開と目標 |
HMシートは国内で販売された『神品』と言う事です。
特許の認可も迫っており、この商品を開発された光増氏は某大手化学メーカー開発部に所属されていた方で『日本中に快適な生活を提供したい』と言う哲学が有ります。
地球温暖化防止の運動は京都議定書に基づき、日本国内は6%の削減率を求められています。
この目標に向かい、多くの企業が真剣にCO2排出削減の行動を取られています。 国内でも30代〜40代の方を中心にCO2の削減運動は活発化してきております。
弊社は、CO2排出削減に効果のあるHMシートを多くのゼネコン、ハウスメーカーに代表される建築会社様に採用していただき、多くのお施主様にご提供頂いて、社会貢献させて頂く所存です。 |
メーカーホームページ:http://www.hm-sheet.com/ |
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